http://fez.ya-gasuri.com/tracktion/midi%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BBmidi%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%B3フリーのDAW、Tracktion 7を使ってみよう - 12 ~MIDIキーボード・MIDIラーン~
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鍵盤が弾ける人も弾けない人も持ってて損はないMIDIキーボード。
この便利ツールを使うための機能を見ていきましょう。
「設定」から「MIDIデバイス」を開きましょう。Tracktion 7を起動した時点で有効になっているMIDIデバイスの一覧が表示されるはずです。
最初は全てが「無効」になっていると思いますので、使用するデバイスの該当部分をクリックして「有効」にしておきましょう。
こうすることでマイクで録音するのと同じ要領でMIDIキーボードが使えるようになります。
鍵盤とホイールだけのシンプルなMIDIキーボードであれば以上で十分ですが、つまみやボタンなどがついているものだと話が変わってきます。たとえボタンに録音や再生のマークがついていようが、自動で設定されるようなことはありません。手動設定が必要になります。
今度は「設定」の「外部コントローラ」を選びましょう。
「新しいコントロールサーフェスを作成します。」から新しいコントロールサーフェスを作成しましょう。名前はなんでもいいですが、MIDIキーボードの機種名にしておくと分かりやすくていいでしょう。
「入力デバイス」に使用するMIDIキーボードを設定します。これでMIDIキーボードのつまみやボタンに機能を割当てる準備が整いました。
機能を割り当てる方法は二つあります。一つは上の画像のメニューにある「コントロール・マッピングを編集」から設定する方法です。
新しいウィンドウが開くので、「クリックしてコントローラ選択」と書かれた場所をクリックしましょう。そうしたらMIDIキーボードの機能を割り当てたいつまみやボタンを操作します。
上の画像のように何かしらのパラメーターが表示されたら、選択範囲の右半分を右クリックします。(左半分で右クリックした場合はMIDIキーボードの操作をもう一度やりなおし)
割り当てられるパラメーターの一覧が表示されるので、割り当てたい効果を探してクリックしましょう。
うっかり一つのつまみやボタンに複数の機能を割り当ててしまった場合はDelキーで削除できます。
やってみると分かりますが、上の方法では割り当てたい機能がどこにあるのか探るのに少々時間を要します。
また、「曲に合わせてフィルターの開閉を制御したい」みたいな場合には適しません。そういった個別のエディットにしか存在しないパラメーターはこの方法では表示されませんから。
そういう場合はもう一つの方法、エディット編集画面から「MIDIラーン」で編集する方法を使います。
エディット編集画面の右下のパネルの左下に、「MIDIラーン」というボタンがあります。
これをオンにしましょう。
中央に何かが表示されるのと同時に画面の一部がピンク色になりました。
ピンク色になった部分や中央に表示されたパネルのボタンをクリックすると、中央のパネル上部に「コントロールが割り当てられるのを待っている」と表示されます。これが表示されたらMIDIキーボードを操作しましょう。
ピンク色にこそなっていませんが、VSTプラグインのパラメーターに割り当てたい場合も同様に「MIDIラーン」をオンにしてからVSTプラグインを操作すればOKです。
設定が終わったら「MIDIラーン」はオフにしましょうね。
自分はあんまり鍵盤演奏が得意じゃないので活用できているかといえば微妙なところなんですが、プリセットの音の確認などMIDIキーボードが便利だと思えるシチュエーションはけっこうあります。
DTM機材の中ではかなり安い部類に入りますし、一つ持っておいて損はないんじゃないでしょうか。
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