http://fez.ya-gasuri.com/waveform11.5/11_midibasicTracktion Waveform11.5の使い方 - MIDI入力の基本
VSTインストルメントを選択してMIDIクリップを挿入して音を鳴らす最低限一通りの作業をします。
VSTインストルメントを使用して音を鳴らすには、
1.VSTインストルメントをトラックに挿入する(楽器を用意する)
2.VSTインストルメントを挿入したトラックにMIDIクリップを配置する(真っ白な楽譜を用意する)
3.MIDIクリップにMIDIノートを打ち込む(楽譜に音符を書き込む)
この3つの作業が必要になります。ここまでやれば後はDAWが勝手に演奏してくれます。
他のDAWを使用している方にとっては不可解かもしれませんが、1.と2.はほぼ同じやり方で行うことができます。
画面右上に+が書かれたマークがあります。下図の赤色の四角とその右のやつです。
赤色の四角がMIDIクリップで、その右の矢印マークがVSTを挿入する場合に使用するマークです。
これらを挿入したい位置にこのマークをドラッグアンドドロップします。今回は4OSCというシンセサイザーを挿入しています。
上のgifを見ればなんとなく分かると思いますが、文字でも説明します。
まずは矢印マークをトラック1にドラッグアンドドロップします。所持しているVSTプラグイン一覧が表示されるので、この中から使用したいVSTプラグインを選びます。フォルダはカーソルを乗せるだけで勝手に開いてくれるので、クリックはVSTプラグインを選択する1回だけで大丈夫です。
ちなみに、矢印マークを右クリックするとVSTプラグインがサムネイル表示された画面が開きます。ここから使用したいVSTプラグインをドラッグアンドドロップしてトラックに挿入することも可能です。
サムネイルのサイズは調整できますし、よく使うVSTプラグインが上に来るようになっていますし、プラグイン名での検索バーなんかもあるので何を使うか決まってるときはこちらを開いたほうが早いかもしれません。
あと、VSTプラグインを挿入する位置にも注意してください。挿入する位置は「+0.0dB」と書いてあるやつより左です。
+0.0dBと書いてあるやつは音量調整ができるプラグインです。これよりも前で音が出ていないと意味がないです。4OSCで音を鳴らしてから+0.0dBのやつを処理しないといけない。
VSTプラグインは左から右に処理されるので、4OSCを左に、+0.0dBのやつを右に置きたいわけです。
VSTプラグインが無事に置けたらプラグインの設定画面が自動で開きます。
ここから先はプラグインごとに違うので説明は省略します。プラグインの設定が終わったら右上の「×」で閉じちゃってください。
MIDIクリップは赤色の四角をドラッグアンドドロップして「MIDIクリップを挿入」をクリックするだけなので特に言うことはないです。
長さが足りないのであれば下図の黄色枠部分をドラッグして長さを調節してください。
さて、あとはMIDIクリップにMIDIノートを打ち込んでいく作業になります。
エディタを開く方法は2つあります。1つ目はMIDIクリップをダブルクリックする方法。そうするとMIDIクリップが展開されてエディタが出てきます。
もう1つは下図の赤枠部分、画面右上の目の書かれたアイコンをクリック、そのあと黄色枠部分をクリックしてMIDIエディタを表示させる方法です。
使える機能はほぼ一緒なのでどちらを使用するかはお好みでどうぞ。
どのクリップを編集しているかが直感的に分かる前者が好きな人、エディタの表示が大きくて複数のクリップの同時編集もできる後者が好きな人、両方いると思います。
今回は後者で解説します。
MIDIエディタでは6種類のツールが選択できますが、最も左の選択ツールとその右の鉛筆ツールの使い方だけ覚えておけばひとまず大丈夫です。他のは使い所が限定的なので。
MIDIノートを打ち込みたいのであれば左から2番目の鉛筆ツールを使います。クリックして鉛筆ツールを選択しましょう。
MIDIエディタ内でクリックすることでその位置にMIDIノートが置かれます。ベロシティ(音の強さ)は「vel:」、長さは「len:」の値のとおりです。
「len:」の値は1拍を基準としているため、「4拍」が1小節で「1/8拍(120ティック)」は32分音符です。分かりづらい。
MIDIノートをクリックで配置する際にクリックを長押ししてドラッグを行うと、 上下方向のドラッグでベロシティを、左右方向のドラッグで長さを調整できます。
MIDIノートを配置した後でも、ノートの左右をドラッグすることで長さ調整ができます。
誤ってMIDIノートを配置してしまったときはダブルクリックで消すことができます。
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